コラム #Ver.1 2022.8.19
Birth Stone
誕生石って?
身近な宝石として親しまれている誕生石。
皆様は誕生石の成り立ちや歴史をご存知でしょうか。実は国や地域、ブランドによって少し異なる誕生石。
始まりは紀元前に遡ります。
今から約3500年前に書かれた旧約聖書の中に、”ユダヤ教の高僧の服に黄道十二宮を象る12の宝石が縫い付けられていた”、という記述があります。
また新約聖書にも12の宝石の記述があり、これらの宝石が誕生石の元になったと言われいます。
誕生石を身に着けると力が高まる?
8世紀頃から月ごとに割り当てられた宝石を身に着けると”癒しの力が高まる”とされ、12か月分の宝石を所有し、月ごとにお守りとして宝石を持ち替えるという文化が始まります。
18世紀ごろになると、占星術の信仰を元にヨーロッパでは広く浸透するようになりました。
ついに誕生石の原型が決定!
時は進み20世紀。
西洋では誕生石という文化はすっかり浸透していました。
このころには宝石の貿易も活発で、宝石とともに”誕生石”の文化も世界に広がり、次第に各地でバラツキが発生し始めました。
1912年、宝石の貿易が活発だったアメリカの宝飾協会が、初めて各月に宝石を当てはめた誕生石を選定、現在の誕生石の原型として統一されました。
国や地域の宝石産出量や分化に合わせてそれぞれアレンジがされ、現在の形になりました。
日本でも昨年、63年ぶりに誕生石が改訂されましたね!
自分で買うのはもちろん、贈り物にも最適な誕生石。ぜひプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
コラム第一弾はここまで!
次号では当店で取り扱いのある宝石を用いて、宝石言葉や言い伝えなどを交えてご紹介いたします。